2009年05月16日

59:マルリ・ル・ロワ(フランス)



4月28日。朝、パリのサン・ラザール駅に着いたものの、マルリ・ル・ロワ行きのチケットが自動券売機から買えず(検索しても表示されない)、あちらこちらで訊ねながらチケット売り場カウンターへ向かいました。そして、発車まであと3分というところで、スタンプを押して乗り込みました。無事乗車でき、揺られること30分。やってきましたマルリ・ル・ロワ(Marly Le Roi)♪ 朝早かったこともあり、駅前は静かでした。昨夜の雨も上がり、気分は上々。早速、この町で最高の冒険をすべく歩き出しました。


駅舎を振り返って、そして辺りをウロウロ。そしてウロウロ。さらにウロウロ。。。

み、見つからない、、、。
肝心のアルフレッド・シスレーのView Pointはどこなんだ???



しかし、日本に帰ってきて調べてみたら、参照にしていた地図の最初の目印はスタート地点の印だったみたいで、駅前でウロウロと怪しい日本人を演じてしまいましたよ(汗。



そんなこんなんで、駅前の坂道をそぞろ歩きしてロータリーで一休み。



その後、勝手に命名した「シスレーの道(Rue de Sisley)」へ戻ろうかと思いましたが、教会フェチな私は坂道を直進し、教会へ行きました。



で、やっぱりもう一度一休み。飛行機の中で痛めた足を休めようと思いましたし、今日は時間が限られているため来た道を引き返そうと思いましたが、ぐるっと大回りして行くことにしました。しかし、これが仇となり、この小さな町で迷子に(w。どこだどこだと坂を下りたり上ったり、、、。



グルグル回っていたら開けたところに出てきました。どうやら、下まで下りて来てしまい、マルリ公園に来てしまいました。



その近くに地図があったのでチェキしました。



さっきの地図を見ると、どうやらシスレーのView Pointを1箇所見落としたようで、今見た地図を元に、もう一度坂道を登り、オテル・ド・ヴィレの前に着きました。



確か、このへんに、、、。
あったっ!!!
1876年作「Place du Chenil a Marly ,effect de neige」

う、美しい、、、。
見える、見えるぞ。私にも景色が見える!





ぼぉ〜っとしていたら10分が過ぎていました。満足したと思うまで立ち尽くし、ふぅ〜っと一息ついて次のポイントへ向かうことにしました。

さっきの広場に戻ってきて地図を確認すると、この辺りに2箇所View Pointがあるようですが、ウロウロするも見つからず。多分、こんな絵があるのでしょう。工事を近くでしていたので、そのせいで撤去されたのかもしれませんね、、、。



次の地点はかなり離れているようですが、地図を見る限りは平坦(w。でも、実際は長〜い上り坂。また坂ですか、と歩道もない道を登り始めました。



この上り坂の途中で左折するのですが、入口は怪しい細い道。車1台が通れるくらいの道。どうやら、これを道なりに行くらしいけど、と思って歩き続けるものの、この道で合っているのか不安ばかりが募りました。坂の頂上に着いたあたりで空が広がり、テニスコートが数面ありましたが、その奥に綺麗な水道橋らしきものがー。良い色です。



橋を過ぎると急な下り坂が! 進んでいくと大きな通り、サン・ジェルマン通りに突き当たりました。通りを渡り、細い並木道へ入っていくと、見慣れたような景色が見えてきました。そして、遠くにView Pointの立て札がっ!!! この場所だっ! 間違いない!

1872年作「Entree du village de Voisins」





と、もう1つ発見っ!!!
1876年作「L’aqueduc de Marly」





そして、次のView Pointへ向かいましたが、歩いてほんの数分。
カミューユ・ピサロ 1871年作「Une rue de village ,Louveciennes」





そして、サン・ジェルマン通り沿いにて、今度はルノワールを発見っ!!!
オーギュスト・ルノワール 1898年作「Route de Versailles」



地図を確認し、少し後戻り。ここかなぁ〜っと、角を曲がり、そのまま直進すると、また並木道が姿を現しました。いやぁ〜、なんて木陰は涼しいんだと思って歩いていたら、この並木道でまたカミーユに出会い、さらにシスレー様も1枚発見っ!!!

Pissarro 1872年作 Le Village de Voisins





1873年作「Chemin de la Machine」





あぁ、気持ちがいい〜。
美しい景色、美しい絵、美味しい空気、涼しい風、温かい日差し。
なんて場所なんだ、マルリ・ル・ロワ!!!

高鳴る鼓動を抑え、足を進めました。
すると、並木道の突き当たりに到着。





今まで上ってきた坂を降りるのだなと、舗装されていない砂利道を進んで行くと、ちょっとしたベンチのある広場から絶景が。



そろそろ次のView Pointだなっと思って、木の生い茂っている暗い曲がり角に、なんと立て札発見っ!!! そして、この場所が私が一番好きなシスレーの絵が描かれた聖地。しかし、そこから見える景色は悲惨そのもの。綺麗に言えば歴史を感じると言えば良いのだろうか、、、。

1873年作「Hauteurs de Marly」





感傷に浸り、絵と景色を重ね合わせるほど数回。痛む左膝を労わるも、かなりの急坂に加え、前日の雨が石段を濡らしていたため、最後の下り坂が苦痛でした。一番下まで下りてきて、振り返って見ると、その急さがはっきりとしました。よくもこの坂を降りてきたものだと。そして、シスレーもここに絵が完成するまで通っていたのかと思うと、時代を超えた気がします。



そして、さらに宝探しは続き、川べりでさらに2箇所、シスレーのView Pointへー。

1872年作「Route de Saint-Germain a Marly-le-Roi」





1876年作「Barrage de la machine de Marly」





地図を見ると、どうやらしばらくは道路沿いを歩くらしい。15分位歩いただろうか。川沿いのレストランを横目にさらに進むと、あの日の洪水が蘇ってくるかのように、脳裏にこの光景が蘇ってきました。

1876年作「L’inondation a Port-Marly」





すぐ近くのカフェに行こうかと思いましたが、もう少し宝探しにせいを出すべく、まっすぐ進むと、分かり難い箇所にこっそりと、立て看板発見っ!!!

1876年作「L’inondation a Port-Marly」





そして、この町最後の1枚。大通り沿いの交差路に景色に溶け込むようにひっそりと立つ立て看板を見つけ、シスレーの宝探しツアーが満を持して終了です♪

1876年作「Une rue a Marly ou place du marche」





この場所の動画もどうぞー。



いやぁ〜、春のこの時期、シスレーの道を辿るツアーでもやったらいいのにと思いつつ、どうやらサン・ジェルマン・アン・レーに近いということで、バスに乗ってブーンと向かうことにしました。バスが着たら、カッコいい女性のバスの運転手に挨拶し、乗り込みました。

しかし、このマルリ・ル・ロワ。ここの住人はなんて幸せなんでしょうね〜。シスレーやカミーユ、ルノワールの通った小さな町。別荘の1つでも欲しいものです。


再見
posted by Nabokov at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | Trips
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