2010年08月16日

92:ロードス島3(ギリシャ)



5月5日。昨日、酔っ払って帰ってきたのではっきりとは覚えていないものの、そういえば携帯電話に着信があったようだったことを思い出したので、取り出してみると確かに着信がありました。海外旅行ではほぼ常に携帯電話の電源はオフにしているのですが、目覚まし代わりには使っている携帯電話に映し出された番号を見てみると、どうやらギリシャ国内からの番号のようでした。思い当たることは何もなかったのですが、今日はギリシャに来る前から懸念していた、ギリシャの大規模ストライキの日。可能性としてはありうる空港の閉鎖w。この時期のギリシャは毎年のようにストライキがあるものの、タクシーだけだったり、バスだけだったり、電車だけだったりと、飛行機までもが巻き込まれることは滅多にない。とりあえず、表示されている番号に電話を掛けると、案の定オリンピック航空のそれで、自動音声案内が流れたので案内に従っていくと、発着しない島々の名前がどんどん読み上げられていきました。ミコノス、イタキ、ナクソス、バロス、、、と総勢20ほどの島々の名前に発着している便が全て欠航ということでした。しかし、2,3度聞いたところ、ここロードス島は含まれていないようでした。とりあえず一安心し、朝食を食べて荷物をまとめ始めました。

今日の予定はお昼の便でロードス島からテッサロニキへ飛び、夕方の便でテッサロニキからアテネに飛ぶということでした。荷物の整理が終わり、空いた時間を潰そうと、市街散策に出かけた10時ごろに、例の番号から再度着信がありました。そして恐る恐る出ると、オリンピック航空のサポートデスクのようで、今日のロードス島発着便は全線欠航となりました、とのことー。リゾート地であるロードス島は大丈夫だろうと思っていたものの、直に言われるとかなりショックを受ける。しかし、翌日の同じ時間に無料で振り返るとのことだったので、一応安心しました。ということで、早速ホテルに戻り、もう一泊できるかどうかの確認をしましたが大丈夫とのことで、結局ロードス島に3泊4日することになりました。2泊3日では物足りないと思っていたので、3泊4日できて正直嬉しい♪ 気分を新たに予定を組みなおすことにしましたが、当初から計画していた3泊4日プランを実行に移すだけです。というわけでこの日は、フィレリモスの丘のアワー・レディー修道院に出掛けました。

ロードス・シティーからバスに乗り、揺られること20分。何の変哲もないバス停がこの旅のスタート。なぜか劇混みのバス車内にもめげず、運転手さんにフィレリモスの最寄のバス停まで行きたい旨を伝えて先頭に座っていました。「着いたよ、兄ちゃん」と言われて降りた客は私一人。天気は快晴、風もあり、絶好の散歩日和だと思ったものの、さすがに暑かった、、、。ってか、修道院にはどうやって行くのかさっぱりで、頼りは『地球の歩き方』のみ。しかし、道順の解説は皆無っ! とりあえず、バス停付近をフラフラと歩いていたら、運よく道標を発見っ!!! これは幸先が良い! 道も目の前の山の方に向いている!



この細い道を入っていくと、小さな商店街が10件ほど続いていましたが、暑さに耐えかねて適当にお店に入り、お水を買いました。少し口にしたらレッツラゴーです♪ 山の登り口までは、閑散とした公園やバラの咲く庭、教会、学校なんかがありました。途中、家の庭先に座っていたお婆ちゃんが話しかけてきてくれて「どこ行くんだい?」と聞くので「フィレリモスです。こっちですよね?」と指差すと「そうだよ。気をつけてね」と教えてもらえたことで迷子にはならずに済むようでした〜。











そして、バス停から歩くこと10分。山の登り口が見えてきましたが、ここからが地獄でした。。。



頭の中では
常に「まだか、まだか、、、」と思い続け、登るにつれて遠くの視界が広がるのは良かったものの、何の代わり映えもしない道路をただただ歩き続けました。途中、小さな教会を見つけ、一休みしましたが、ここまではまだ3分の1に近い4分の1程度。途中、すれ違う車の中から疲れた顔をして、前傾姿勢になって歩くアジア人を見て恐れおののいたことでしょう、、、。しかし、このような無茶をしていたのは私だけではなかったようで、上から降りてくる人に4組ほど会いました。





平坦に近いところに着くたびに「やっと着いた」と思うものの、まだまだ先があり、本当にこの頂上にあるのかと思い、また「もう限界、もう限界、、、」とカルト教団の儀式よろしくマントラを唱え続け、開けたところにくるとすぐさま休憩。そんなことをただただ繰り返していました。





そして、1時間は経ったことだろう、急な曲がり角を曲がったとたん平坦な道が続き、並木道が見えてきました。着いたんだな、とうとう着いたんだなと、ペットボトルの水の残り少なさに、辺りがタクラマカン砂漠に見えていたのですが、オアシスに辿り着いた気分になりました。



間違いない、ここがヨハネ騎士団の手によるアワー・レディー修道院とパナギア教会だっ!!! そしてここはキジたちの楽園っ!!! さらにここは古代三大ポリスの一つであるイアリソスのアクロポリスでもあるっ!!!





そして、疲れていたことを忘れ、教会境内へ入っていきました♪ ってか、臭いし五月蝿い。キジが多すぎやしないかい。。。気に登って鳴き、庭を徘徊しては鳴き。キジの声を聞いたことがある人はご存知でしょうが、キジの声はデカイし、かなり金切り声気味。そんなのが何十羽といるのがこの場所です。。。

































一通り見た後は境内の端まで行って、断崖絶壁からの眺望を満喫し、火照った体を休めようと、10分ほど座って景色を眺め、高台にあるため風が冷たくて気持ちよかったので少し寝てしまいました。





その後、境内で見落としがちなここへ行きました。薄暗くひんやりとした空気、剥離がひどく、腐食も見られる色鮮やかな壁画。これは美しい。そんな時、誰もいないのにごそごそと音がしたので振り返ってみたら、ペットショップにしかいないだろう巨大なトカゲがいました! 天然もののトカゲ! もし捕まえたら、高く売れるのでしょうかw。









満足して教会を出たら、すぐさま反対側へ行き、パナギア・クロス(フィレリモス・クロス)へ!



この十字架に登ることができるのですが、階段の入口のところに各国語で「命の保障はしません」と書いてあります(汗。確かに、命の保障はされないだろうボロいアルミ板の螺旋階段で、しかも支柱は細かった。登るごとにギシギシきしむのですが、私は普通に登りましたw。ちなみに、この螺旋階段は途中ですれ違うことができないほど狭いです。しかし登って正解でした。十字架の両腕から見える景色は絶景でした。











とりあえず、今日最大の目的は達成したのですが、帰るのが辛い。またあの長い道のりを下っていくのかと思うとー。ここまで疲れると知っていたのなら、バスで来るべきでした。確かバスは1時間に1本くらいは出ていたと思います。途中2度もすれ違ったのでー。『地球の歩き方』によると1日2本らしい。あるいは、レンタカーやレンタバイクで来るべきでしょう〜。ヒッチハイクで帰ろうと思いましたが、どうせ時間があるのだからと、やっぱり歩いて帰ることにしました。

途中、山の登り口で車に乗った旅行者に「フィレリモスってこっちで合ってますか?」と尋ねられたので素直に教えてあげましたが、車なんだからとりあえず行ってみろよな。歩いて登って間違ってましたってことにはならないんだからさー。それに疲れないしー。なんてね。それはそうと、バス停に着いたら日陰で休憩。15分ほど待って、ロードス・シティーへ戻っていきました。

シティーに戻ってきてもまだお昼。お腹が空いていたこともあって、旧市街へ行きました。と、その前にモスク近くの時計台に上りました。ここは、入場するとドリンクが付いてきます。登って降りた後、カフェで好きな飲み物を、もちろんお酒も同一料金(タダというかチケット代に含まれている)で飲めます。









そしてお昼です。暑かったので木陰のできている、涼しそうなお店に入りました。疲れていたのでガッツリは無理。ということで、サラダとドリンクだけを注文しました。注文したのはグリーン・サラダとコーラ。ウェイターのおっちゃんは「注文したのってコーラだよね?」と確認してきたのに、手に持って出てきたのは7UP。まぁ、嫌いじゃないからいいけどさ、「7UPしかないけど、いい?」って確認するくらいしてよね。これがギリシャ人なのかな? 堂々とプシュッっと黙って開けていったのさ、彼はー。



空腹を満たし、涼んだ後にすることは特になかったのですが、城壁の周りを歩いたことがなかったことを思い出し、ぐるーっと一周してみることにしました。掛かった時間は1時間ほど。人気はほんどなく、犬を散歩させたり、見回りの警備の人がバイクでぶーんと行ったりきたりしている程度でしたが、城壁を真下から見上げると、なんとも壮観です。ここは歩くべき観光スポットです。















城壁を出ると砂浜に出ましたが、右手を見ると豪華客船!?が停泊していました。そして、左手を見るとちょ→かわぃい少女が2人(フェアリーが2羽)が夕日を見ながら涼んでいました。声を掛けたくなるようなかわいさでしたが、ぐっとこらえて後ろ髪を引かれつつ、一度ホテルへ戻りました。





ホテルに戻り、ちょっとプールサイドで一休み。日が暮れ、暗くなったらシャワーを浴びて、晩御飯を食べにまた旧市街へ出掛けました。途中、タクシー乗り場付近で「旧市街へはどうやって行くのですか?」とドイツ人の女性2人に尋ねられ、私も行くので「こちらですよ」と一緒に話しながら歩いていきました。騎士団への道の付近まで案内すると「ワァーオ! グレイトー!」とか言いながら写真を撮り始めたので、そこで「よい旅を」と言って別れました。食事に誘えば良かったかな〜。

そして、今回のレストランは、噴水近くの呼び込みの激しいレストランに入ってみました。席は広場沿いの所が良かったので、その旨を告げると「1階は全部埋まっちゃってるね」と言われたので、帰ろうとすると「2階なら空いてるから」と誘われて行きました。そこは広場を見下ろせる屋根裏に近いテラス席でした。景色に満足したので、「じゃあ、ここで」と席につきました。







今回注文したのは、ビールと(またもや)サラダ、海老を煮込んだやつを頼みました。しかし、サラダも海老のやつも美味しくありませんでした。これは失敗です。良いのは景色だけー。呼び込みが激しいのには理由があるというわけですかね〜。



90分くらいでしょうか、夜風にあたり景色を眺め、酒に酔う。セックス回数世界一のギリシャで女性に酔えないというのは何とも残念ですが、3泊4日のロードス島の旅に大満足です♪ 帰りは千鳥足になりながらも、波打ち際をゆっくりと歩いて帰って行きました。







途中、風車のあるボートの停泊している方へも行ってみましたが、特に何もありませんでした。。。



ホテルに着いたら、荷物の整理も終わっているので後は寝るだけ。しかし、最後にやることがあるっ! ギリシャのAV事情を知るために、有料チャンネルを見なくてはー。ということで、見てみると、AVの内容に爆笑してしまいました。画質はビデオ世代の粗悪なもので、ストーリーは誘拐された女性が最後には逆に男を睡眠薬で眠らせ脱出成功を喜ぶ話だったり、巨大なニシキヘビのいる飼育室でやっていたり、ひたすらストリップをしていたり、そして最後のエンディングのテロップには「キプロス製」との文字もあったりと、面白過ぎました。さすがに眠れないかなと思いましたが、足の疲れと酔いには敵わなかったようで、すぐに寝てしまっていました。

翌朝、いつも通り起きて顔を洗い、食事をし、チェックアウトする前に最後の散歩にこれまた旧市街へ出掛けました。そして、騎士団への道で一礼したところで、エヴァンゲリスモス教会へ入っていなかったことを思い出し、急遽戻りました。



その後、堤防付近で暇をつぶし、ホテルに戻りチェックアウトをしました。その後、バス停へ行き、空港行きのチケットを買って乗り込みましたが、やっぱりもう一度ここへ来ようと思ったものです。そんなわけで、振り替え便に乗り込み、ロードス島からテッサロニキへ向けて飛び立ちました。



再見
posted by Nabokov at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Trips
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